子供が成長し、歩くようになると部屋が散らかり、めんどくさい掃除機がけが更にめんどくさくなる。
さらに食べこぼしも増えて、床がザラザラになるスピードは加速する。
我が家は僕も嫁も一度寝ると15時間ぐらいぶっ通しで眠れるぐらい怠惰な共働き夫婦なので休日の朝、早く起きて洗濯して掃除機かけて…なんて当たり前のことですら「意識高い行為」と思ってしまう。
そんな僕や嫁と似たような人にロボット掃除機「ルンバ」を強くオススメしたい。
▼うちの875A「花子ちゃん」と名付けた

Contents
何故ルンバを選んだのか
最近では各社メーカーからロボット掃除機が出ているが、何故ルンバを買ったかというと、ルンバを開発・販売する「iRobot社」は元々地雷探知ロボを開発していた、バリバリの軍事技術のメーカーなのである。
地雷を探知できてゴミを探知できない訳がない!ということで、僕はルンバに搭載されているセンサーを信頼している。
その他にも以下のような点からルンバを購入することに決めた。
- 置き場所はソファの下の低いスペースにも置ける
- 我が家には不要な機能、パーツが無いモデルの選択肢がある
- とにかくレビューが多い
ダイソンの吸引力も魅力的だったが、いかんせん本体がとても分厚いため、ソファの下に格納できなかったので諦めた…。
▼まるで動くスネアドラムだ

僕がロボット掃除機に期待していた機能は「スケジュール登録ができること」の1つだけだったので、ある程度の吸引力があれば良しとしていた。
▼ルンバ875Aのスケジュール登録(左は875Aのリモコン)

我が家は月・水・金の週3回。火・木・土日は気が向いたらリビング以外の階に置いて手動でスイッチを入れて掃除する。
ルンバ任せで実際キレイになるの?
なる!さすがに物が多い隅っことかは甘いこともあるが、メインの床はかなり綺麗にしてくれる。
気になる点と言えば「音」ぐらいだ。
音は想像以上に大きいので、土日など家に居る時にルンバを起動させるとテレビの音が聞こえなかったり、割と鬱陶しい存在となってしまう。
普段は月・水・金のAM10:00に起動するようセットしているので、居ない間に掃除をしてくれるのがとてもありがたい。
付属品として、赤外線センサーでルンバに対して疑似の壁を作って、それ以上先に進めないようにするなどできるが、我が家では使っていない。
ルンバを購入してからというもの、掃除はクイックルワイパーの乾拭きオンリーで普段過ごすことができているので
購入時に妻と大喧嘩したのだが、今となってはゴリ押しで買ってよかったと思っている。
以下、ちょっと不満な点を挙げてみる。
- 前述の通り音が大きい
- 片付けが甘いと割と大きなものも飲み込む(溜まったゴミを片付けたら自転車の鍵が出てきた…)
- iPhoneの充電ケーブルぐらいなら余裕で巻き込む。そしてエラーで止まる。
- 黒い床(カーペット)の上に乗ると、奈落の底と勘違いしてエラーで止まる。(何故か転落防止機能が働く)
上記の点以外は概ね満足しているので、日中家に居ない生活をする人にはロボット掃除機はかなりオススメの品である。
▼iPhoneのケーブルを巻き込んで止まっている姿は、行き倒れのカブトガニみたい。

色々あるルンバシリーズの選び方
ルンバはシリーズが多すぎて正直どれを買っていいかわからない。
これも自分の周りではよく聞く不満の1つだが、オフィシャルサイトでスペックを比較できるので、購入前に比較をしてみてほしいのだが、比較すべきポイントを以下にまとめるので参考にしてもらいたい。
ハイエンドモデルは吸引力や最大稼働時間が長かったり、アプリを使って外出先からも起動できたり、アプリで掃除状況を確認できたり…などが備わっているのだが、正直僕はここには惹かれなかったのであまり刺さらなかった。
それ以外にも、バーチャルウォールという疑似壁だったりのスペックの差もあるのだが、
前述の通り、うちはバーチャルウォールを使うほど部屋数も無いし広さもないので、僕が買った「ルンバ875A」というモデルに決めた理由は、付属のバーチャルウォールは少ないけどスペックはそこそこの奴…という僕の要望を満たしていたモデルだったのだ。
実はこの875Aの「A」はAmazonのAらしく、Amazonでしか購入できない特別モデルらしい。
スペックは875と同じだが、Amazon限定モデルの875Aはバーチャルウォールが1つ少なく、その分お値段も少し安い。
(通常のルンバ875はバーチャルウォールが2つ付属している。)
バーチャルウォール要らずの僕にとってはとてもいい話であり、迷わずAmazonでポチッた。
どのシリーズを買うべきか迷っている時に色々調べてみて自分なりの解釈をしたので、僕観点で「こんな人はこのシリーズから選べばよいだろう」という基準をまとめてみた。
(※全てのシリーズを使ったことがあるわけではないので、あくまでも参考とし、オフィシャルサイトなどでスペックを見てよく検討してほしい)
▼iRobotオフィシャルサイト
2LDK以上の間取り全ての部屋を掃除し、とにかくハイパワーがよい。
ルンバ最上位モデル:ルンバ980
稼働時間 | 最大120分 |
---|---|
クリーニングシステム | AeroForceクリーニングシステム + カーペットブースト |
制御プログラム | iAdapt 2.0 ビジュアルローカリゼーション |
その他搭載機能 | iRobot Homeアプリ対応(アプリから操作、確認が可能)
カーペットを自動検知し吸引力をブーストする機能「カーペットブースト」 吸引力約10倍のハイパワーモーターユニットG3搭載 |
定価 | ¥125,000(税抜) |
稼働時間、カーペットブーストが不要という人は「ルンバ960(定価¥89,880(税抜))」で十分だろう。
乳児や幼児がいる、もしくはペットを飼っている。
ルンバe5
稼働時間 | 最大90分 |
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クリーニングシステム | AeroForce3段階クリーニングシステム |
制御プログラム | 高速応答プロセスiAdapt |
その他搭載機能 | iRobot Homeアプリ対応(アプリから操作、確認が可能) |
定価 | ¥49,880(税抜) |
ルンバ800シリーズ最上位モデル:ルンバ890
稼働時間 | 最大60分 |
---|---|
クリーニングシステム | AeroForceクリーニングシステム |
制御プログラム | 高速応答プロセスiAdapt |
その他搭載機能 | iRobot Homeアプリ対応(アプリから操作、確認が可能) |
定価 | ¥69,880(税抜) |
僕が買ったモデル:ルンバ875
稼働時間 | 最大60分 |
---|---|
クリーニングシステム | AeroForceクリーニングシステム |
制御プログラム | 高速応答プロセスiAdapt |
その他搭載機能 | なし |
定価不明 | オフィシャルからは価格が削除されている
2018年現在のAmazonの価格:¥87,850 |
※僕は同じくAmazonで¥53,850で購入した…価格が高騰している。どうやら800シリーズは870以外販売を取りやめるらしいので、現在駆け込み需要で高騰しているようだ。今を逃すと手に入らなくなってしまうだろう。
1K、1LDKぐらいの広さで一人暮らし
ルンバ600シリーズ最上位モデル:ルンバ680
稼働時間 | 最大60分 |
---|---|
クリーニングシステム | 3段階クリーニングシステム |
制御プログラム | 高速応答プロセスiAdapt |
その他搭載機能 | なし |
定価 | ¥49,880(税抜) |
…というようにざっくり比較してみると見えてくることがある。
そう、680とe5の定価が同じなのだ。同じ価格帯でe5の方が稼働時間もクリーニングシステムも上位なのである。ならば買うのはe5の方がよいだろう。
僕が875Aを購入した頃にはまだこのe5シリーズは発売されていなかった。今だったらe5を買っていただろう…。
※ルンバe5は2018年10月26日発売の最新機種
搭載機能の種類について
クリーニングシステム、制御プログラムに関する松竹梅はこんな感じである。
最上位モデル以外は概ね「竹」のスペックが搭載されていると思って良い。
クリーニングシステム
松 | ハイパワーモーターユニットG3搭載AeroForceクリーニングシス |
---|---|
竹 | AeroForceクリーニングシステム |
梅 | 3段階クリーニングシステム |
※AeroForceクリーニングシステムとは内部で真空状態を作り、吸引力が強いシステムだ。
制御プログラム
松 | iAdapt 2.0 ビジュアルローカリゼーション |
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竹 | 高速応答プロセスiAdapt |
梅 | 無名(モデルオリジナル) |
・iAdapt:ランダムな動き
・iAdapt 2.0:直線的に動き、内部で地図を作成する
導入1年で謎のトラブル発生!故障か!?
我が家ではルンバを導入してちょうど1年ぐらいが経つ。
今までは登録してあるルンバの起動スケジュール通りに月、水、金曜日のAM10:00に働いていてくれていたのだが、ある日から少し様子がおかしくなってきた。
※我が家ではルンバの充電ベースを「巣」と呼んでいる。
リモコンで起動させて手元に呼び寄せ、センサー周りを綺麗にしてみたり、充電ベースの掃除をしてみたりした。
手元から充電ベースに帰すためのボタン「DOCK」ボタンを押してみて、充電しに帰っていくかどうか試してみたところ、問題なく帰っていく。
充電ベースに帰ると「テレレレッテレー♪」というなんとも可愛らしい愉快な音を鳴らすのだが、その音からしても元気そうだ。
数日様子を見てみると、やはり帰れず途中で行き倒れていることが多く、起動スケジュールも機能していなかった。
割と高い買い物だったので、1年で壊れるとなるとちょっと痛い。
毎週1回、休みの日に面倒くさいなーと思いつつ掃除機を掛けていた生活からやっと脱却できたのに、今ルンバを失うのは正直シンドイ…と思ってしまうほど我が家には欠かせない存在になっている。
なんとかして原因を探ってなおしたいと思う。
▼原因が判明。修理に関する記事はこちら

ルンバは年間通して価格変動がとても大きいので、導入を検討している人は、Amazonなどでウォッチリストに入れるなどして安いタイミングで購入するのをオススメする。
前述の通り800シリーズは価格が高騰しており、無理に800シリーズを手に入れるよりはe5でも機能十分だと思うので参考にしてもらいたい。
FIN.