2013年の夏、ふとしたキッカケでとてもいい物件に出会ったため戸建てを購入したのだが、予算や将来的な展望を踏まえてアクセントウォールや壁掛けテレビなどの細かいスペックの発注は諦めたのだった。
しかし、僕はマイホームを建てるなら、アクセントウォールのある家で、そこに壁掛けテレビを設置したいと密かな夢を持っていたので、3年住んだ後、DIYで自作することを決意したのだ。
壁に穴を開けようが、壁紙が傷つこうがもう誰にも文句を言われないマイホームを手に入れたので、DIYという選択肢を思いついたのだが、今回これらを作るにあたっては、壁に穴を開けたりなど、もともとの素材に手を加えることなく無傷で作ったので紹介しよう。
Contents
アクセントウォールとは?
ある壁の1面だけを違う素材、違う色を使うことで部屋にちょっとしたスパイスを与えることができるソリューションである。
▼憧れていたアクセントウォールと壁掛けテレビ
▼我が家のアクセントウォールを作った場所。既に計画中だったのでバミってある。

▼そしてアフター(テレビも買い替えた。。)

完成形の写真から紹介してみたが、我ながらそれなりに満足している。嫁も手伝ってくれて2人での共同作業で作り上げたものは愛着が湧くものだ。。
準備した材料、道具、費用
今回のDIYに使った道具、材料、手順などはこちら。
合計:64,065円
アクセントウォールは不要で、壁掛けテレビだけのミニマムで済ませたい場合は
棚受けフレーム、足場古材、壁紙、ツーバイフォー材3本分の金額をマイナスして、合計30,730円で作れることになる。(インパクトドライバーも不要であれば、17,580円)
そう、我が家のアクセントウォールは木目の壁紙というフェイクなのだ。
壁紙とはいえ、凹凸がつけられた厚紙で触感はただのペラペラの紙とは違う。故に見た目としては壁紙であることを忘れるほどナイスフェイクなのだ。
本物の木材を購入して作ろうとも思ったが、壁紙というソリューションを見つけたため安上がり、且つ簡易に作り上げることができた。
所要時間は約2時間!
購入した木材は全て予め計っておいたサイズに切断してもらった状態なので、木材の切断という工程が不要になるというのが木材をネットで買うメリットだと思う。
※大抵の木材ECサイトは長さ調整や直線カットなどは無料でおこなってくれるところばかりだが、購入する前には一度確認した方がよいだろう。
工程その1:裏側のベースを組む
テレビを設置する位置を決めて、ツーバイフォー材にディアウォールを取り付けて設置。

定規にもなるマスキングテープが非常に便利!業界用語っぽく言うと、マステでテレビの取り付け位置を「バミる」。

工程その2:壁紙を貼る
木材の切断工程は不要だったが、今回は紙の切断作業が必要。これがちょっと面倒くさかった。裁断機があったり、直線カットができるカッターのガイドなどがあれば少し楽になるだろう。
今回購入した壁紙は糊無しのタイプでただの紙だったので、糊は別途購入し作った。

▼頑張る嫁。ありがとう。

工程その3:壁掛けテレビの土台を取り付ける
インパクトドライバーの登場。人生初のMyインパクトドライバー。思っていた以上に音がでかくてちょっとビビる。「ズガガガガガー」て。銃みたいな形にもなるし、グリップのところが可動式で棒状にもできるので細いところでも使える。IKEAのKURAの改造でも大活躍してくれた。

▼壁紙の上から直で止めようとしたが、強度を増すために急遽薄い板を噛ませることにした。

▼簡易水平確認機は土台パーツを買ったら付いてきた

工程その4:テレビを取り付けて完成
50インチのテレビとなると流石に1人ではちょっと危ないので2人がかりでの作業が推奨。

おまけ工程その1:テレビの上に棚を作る
ちょうどよいサイズの足場用の古材が棚板になった。歪みもそこまで気にならず安定している。
▼ツーバイフォー材に打ち付ける

▼棚受けフレームを全て取り付けてしまうと棚板が通せなくなるので順番に気をつけよう

おまけ工程その2:テレビの横にも棚を作る
これは特にちゃんと計画していたわけでもなく、なんとなくスペースが余ったから作ってみた。後からまた別の何かに作り変えたいが、これはこれで子供の絵本やおもちゃを置いておくスペースとして成り立ったので、割と満足。
▼ここのスペースを有効活用したかった

▼完成。思ってたよりいい感じ。

そして、おまけ工程を終えた最終型がこちら
アクセントウォール、壁掛けテレビのDIYを終えての感想
我ながらなんとなくそれっぽいものができたと思う。
今回のDIYのポイントとしては、アクセントウォールにしたい壁に直接壁紙を貼ったのではなく、ツーバイフォー材に貼ったところだ。
このアクセントに飽きたら壁紙を変えればよいだけだし、ツーバイフォー材に貼っているのでとても剥がしやすく、元の壁紙には全くダメージが無いのだ。
しかしながらデメリットもある。
壁紙なので一部が歪んでしまったり、ディアウォールの上下の足のパーツがどうしても出てしまったりと気になる点も出てくる。
何かを設置して上手く隠したり、そもそもそれぐらいは気にしないという人であれば問題ない。
壁紙の歪みは30cmぐらいの距離まで近付かないとわからないレベルだし、テレビなどを見ていて歪んでて気になるなーと思うことは今のところない。
工具も大型工具は使用していないので、女性や一人暮らしの人でも簡単にできるのではないかと思う。
アクセントウォール欲しかったなー、とか壁掛けテレビにできればもう少し部屋がスッキリするなーとか考えている人は是非DIYしてみることをオススメする。
▼今回の道具でネットで買えるものたちまとめ
FIN.