やってみた

フレスコボールとは?ブラジル発祥の「思いやりのスポーツ」がなかなか面白い!

2018年もそろそろ終わろうとしているが、今年出会ったちょっと変わったスポーツ「Frescoball(フレスコボール)」を少しずつ始めてみたので紹介しようと思う。

詳細は各項目で詳しく説明するがざっと概要を説明すると以下のようなスポーツだ。

フレスコボールとはどんなスポーツか?

発祥 1945年ブラジルのリオ・デ・ジャネイロ、コパカバーナビーチ
利用道具 ゴム製のボール、木製やカーボン製などのラケット
(ラケットの素材、サイズに明確な規定は存在しない)
1ゲームの制限時間 1ゲーム5分(休憩1分をこの5分の間に好きなタイミングで使用可能)
競技参加人数 2人1組
ルール・勝敗 2人1組のペアで7メートル以上の距離を空けて向かい合い、ラケットを使いボールをノーバウンドで打ち合う。
制限時間5分間でボールを地面につけずノーバウンドでラリーを続けられた回数を基本スコアとする。
基本スコアの算出方法は「ラリー数 − 落球数 × 2」
基本スコアに対して、返球時のトリック(芸術点)や「アタック」「ディフェンス」の役割を2人1組のペアが偏りなく行えているかを加点した総合スコアを他ペアと競い合う。

ゲームイメージ
出展元:https://www.menofstyle.co.uk/style/fashion/frescobol-carioca/

※「アタック」「ディフェンス」等の詳細は後述する。

フレスコボールは1945年にリオ・デ・ジャネイロで生まれたスポーツだ。
リオのコパカバーナビーチで陽気なラテン系のマッチョが、でかめのしゃもじでゴムボールを打ち合ったらすっごい楽しくて、暇な時にちょいちょいやるようになったら、それを見ていた周りの陽気なガチムチやグラマラスなお姉さんたちが集まってきて、みんなでやるようになった

…かどうかは知らないがきっとそんな感じの始まりだろうと僕は想像している。

▼僕の勝手なイメージ

フレスコボールはコパカバーナビーチからどんどんと広がり、今ではヨーロッパ、オーストラリアやブラジルの真裏、ここ日本でも注目を集め競技人口も増えている。

フレスコボールのちょっと変わったところは、僕らが知る一般的なラケット競技(テニスや卓球、バドミントンなど)は、向かい合っている相手は倒すべく相手だが、フレスコボールは向かい合う相手は仲間(パートナー)なのだ
仲間とボールを打ち合うとはこれ如何に!?と思うかもしれないが、競う相手は他のペアなのだ。

どういうルール?勝ち負けはどう決まる?

7メートル以上の距離を取り、パートナーと向かい合う。そしてゴルフボールよりもやや大きいゴム製のボールでパートナーとラリーを続けるのだ。

ラリーの回数、勢い、ファンタスティックさで他ペアと競い合うのだ。
これだけではざっくりしすぎていてイメージできないだろうから簡単に説明しておこう。

ラリーの回数

フレスコボールのラリーは全てノーバウンドでおこなう。
ボールが地面についたら「落球」としてペナルティになってしまうのだ。「ボールを落とさず打ち合いを続けられた回数」がベースポイントとなる。

勢い(技術点)

勢いと言ってもシャラポワがボールを打つ時のような咆哮ではない。
「パートナーが打った球よりも、早いスピードの球を打ち返したかどうか」というのが加算ポイントとなるのだ。
故にペアとなった2人はパートナーが打ち返しやすいところに如何にボールを運べるかというのが重要となる。
パートナーの身長、四肢の長さ、動体視力、昨日の晩ごはんのメニューなどを知り、1球1球「パートナーの次の1球を考えてボールを打つ」というところから「思いやりのスポーツ」と言われるようになったのだ。

ファンタスティックさ(芸術点)

テニスや卓球のようなフォアハンド、バックハンド、更には股抜き、背面ショットなどのトリッキーな技を駆使し、見ている人を飽きさせないファンタスティックさも加算ポイントとなる。
ペアの芸術的感性、エンターテイメント性も重要な要素なのだ。

5分間を1ゲームとし、以下のような式で計算してペアの得点がはじき出される。

ラリー数 − 落球数 × 2 = ペアのベース得点
そこに、技術点、芸術点などを加算した合計がペアの総得点となる。

※1ゲーム5分の間に1分間の休憩を好きなタイミングで取ることが可能。(取らずにぶっ通し5分間ラリーを続けてもOK)

また、ペアには「アタック」と「ディフェンス」という概念があり、どちらか一方が常にアタック、ディフェンスと偏らず、アタックとディフェンスをバランスよく交互に行えているか…というのも加算ポイントとなる

フレスコボールは世界中に広まったものの、世界的な共通ルールはあまり厳密に定められていないらしく、国や地域のローカルルールなども多いらしい。

更に、使用するラケットの規定も厳密に定められておらず、大きさや材質などルール上はどのようなものでもよいらしい…。そして驚くべきは使用するラケットの本数もルール上は何本使ってもよいらしいので、左右の手にラケットを持って二刀流で無双することも可能らしい。

 

たぶん、僕の説明なんかより「日本フレスコボール協会(JFBA)」が作ったオシャレなPR動画を見ると44秒でわかるだろう。

フレスコボールを始めるには何を用意すればいい?

必要なものは至ってシンプル。ラケットとボール、そしてパートナーだ。
ラケットとボールはAmazonでも楽天でもBASEでも24時間購入が可能だ。

しかしパートナーは1万円課金してガチャを回せば手に入るわけではない。

財力のある人は財を駆使してパートナーを手に入れることもできるかもしれない。

だが安心してほしい。
フレスコボールはブラジルをはじめ、世界中で老若男女が楽しんでいるスポーツだ。
故に両親や親戚、配偶者や息子や娘など近親をパートナーとすることもできるだろう。

現にフレスコボールの伝説的プレイヤーと呼ばれているルイス・カルロス・ダ・シウバ氏は、2018年現在で68歳になるが現役のレジェントプレイヤーとして活躍している。
年齢や性別、国籍関係なく「思いやる気持ち」さえあれば誰でもパートナーとして迎え入れられるので、身近でなかなかパートナーが見つからなくても、いつかふとしたタイミングで現れるはずだ。

▼ラケットとボールはこんな感じ

▼13インチのMac book Proよりちょい大きめ。厚さはほぼ同じぐらいだ。

▼ボールの弾み具合はこんな感じ


中にしっかりとした芯のあるゴムらしい弾み具合。

▼ラケットで打つといい音が鳴る

これをパートナーと7メートルぐらいの距離で、ボールを落とさず打ち合うことを想像してほしい。
力を入れて打つと、結構なスピードで遥か彼方に飛んで行ってしまう勢いが出るのだ。
故にパートナーが見つかり、練習する際は場所には気をつけてもらいたい
周りに小さな子どもが居たり、車が行き交う道路の近くだと開始5秒で事故になる可能性がかなり高く、深夜の人の居なくなった公園でやるとしても、いい音が鳴るので近隣住民の迷惑になってしまうので避けた方がよいだろう。

ボールを落としても転がらないビーチや砂漠が練習場所に適しているだろうが、日本国内に住む多くの人の場合は近所にビーチや砂漠が無いので、ボール避けのネットに囲まれた公園などを探してみるとよいだろう。

▼僕は偶然近所に最高の公園を見つけた

日本のフレスコボール競技人口はどれぐらい?大会とかあるの?

2018年現在で国内でフレスコボールを楽しんで居る人は、約2,000人ぐらい居るようだ。
(正確な数値はわからないので、上記の数値はラケットの販売本数から想定した人数らしい)
全世界では70万人ぐらい居ると言われている。
ブラジルはもちろんのこと、メキシコなど南米エリアでは特に盛んで、ヨーロッパではスペインやイタリアが盛んなようだ。
特にイタリアはビーチテニス発祥の地ということもあり、ラケット競技が好きな人が多く、フレスコボールも受け入れられたようだ。

国内の大会は日本フレスコボール協会(JFBA)が開催する公式大会が主だ。
2018年は以下の日程で開催されていた。

開催月 大会名 開催場所
2月 フレスコボールバレンタインカップ 三浦海岸
4月 フレスコボールサクラカップ 三浦海岸
5月 フレスコボールオダイバカップ お台場海浜公園
6月 フレスコボールビギナーズカップ 三浦海岸
7月 フレスコボールミウラカップ 三浦海岸
8月 フレスコボールジャパンオープン 三浦海岸

2018年は計6回開催されたようだ。
そして今、この記事を公開した2018年12月15日、地球の真裏フレスコボール発祥の地ブラジルのコパカバーナビーチでブラジル選手権が開催されており、日本フレスコボール協会(JFBA)が選抜した選手も日本代表選手として数名参加している。

本場ブラジルでの大会ということもあり、かなりのハイレベルな大会なのだろう。

▼極めた人たちのプレイの様子


音楽でもスポーツでも上手い人のプレイを見て、しっかり脳内でイメージできるようにすることは上達の近道だと思う。

日本国内でもメディアでフレスコボールが取り上げられることも増えてきており、徐々に知名度も上がっている
最近も関西エリアのみだが、関西テレビで放送されている「爽快吾郎」の中で、僕らのスーパーアイドル稲垣吾郎氏によりフレスコボールが紹介されていた

面白そうだ!やってみたい!と思ったら、ラケット2本+ボール2個セットで8,900円(1 人あたり4,450円)で始めることができるので、日頃の運動不足やストレス解消に始めてみてはどうだろうか。

【追記】

日本フレスコボール協会のスタッフの方にインタビューすることができたので、フレスコボールの練習方法やコツ、大会のことを掘り下げて聞くことができた。更にディープに知りたい人はこちらの記事を見てみてもらいたい。

フレスコボール上達のコツやオススメの練習法を聞いてきた!縁あって日本フレスコボール協会(JFBA)のスタッフの方にフレスコボールについてインタビューすることができたので、フレスコボール始めたて...

▼とりあえず始めてみたい人用のスターターセット

FIN.

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ボク
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職業webディレクター。新しいガジェットや面白そうなことにはとりあえず飛びつく多趣味な人。 子供の名前からペットの名前まで、名付けは全て漫画やアニメから拝借するという癖がある。好きなアニメは「サザエさん」